ほらほらフィッシュストーリー2009年04月01日 18時00分42秒

DTエイトロン
 さういへば最近、伊坂幸太郎、読んでないな……。
 なにしろ人気があるので、図書館予約をしてもなかなか順番が回つてこないので、ついつい億劫になつてしまつてゐたのだ。
と思ふ。
「ゴールデンスランバー」と「モダンタイムス」はまだ読んでない。
魔王は読んだと思ふんだがな……、って、おいおいといふぐらいに相変はらず忘れつぽいぞ。
 その忘れつぽさの中で、一番好きなのは「重力ピエロ」かな。
 いつの間にか、映画化されてたみたいだ。ポスターを見た。
 映画化も結構されてゐて、え!?「ラッシュライフ」もあるの!
 と、いま allcinema 見ながら驚いてゐる。
 6月に公開だつて。
 「重力ピエロ」が5月……。
 2009年は「フィッシュストーリー」から、立て続けつてことだわ。
 凄いな。
 それ以前にも4本の映画化作品があるけれど、どうも見逃しがちで、見たのは「死神の精度」だけなのだ。
 それで、本日、映画の日。時間が合つたので、「フィッシュストーリー」を池袋で見たよん。
 出だしは、ちよいとエッジが効きすぎてゐて、居心地がいまいちだつたんだけど、その後、いやあ、なんでっ!つうぐらい泣いてしまいました。
 もちろんそんなつもりで見に行つてない。
 まあ、先ほども申した通り、内容を結構忘れてゐるからね。
 それが、見てゐるうちにどんどん思ひ出してね。感情がどんどん先走つてゐるのかも知れないね。
 だけど、小説を読んだときに「うれしい」話だなとは、思つたけど泣いた記憶はない。
 まあ、映画と小説は違ふんだけど。
 この話で一番好きな部分は、思はぬヒーロー登場のシーンなんだけど、そこで現れたのが森山未來だつたんだ。
 そして、会話が進むうちに、じわじわしてきちやつてね。
 その後は、もう全てのシーン落涙よ。
 ここで、断じて言つてをくけれど、私は、森山ファンなんかではないからね。
 むしろ好きぢやないからね!これだけは明言してをくよ。
 その未來ちやんが、涙腺破りの切つ掛けとなると、いささか伊坂複雑だね。(「いささか」と「いさか」ね)
 でも、真実は曲げられない。
 いいキャスティングだね。(森山未來以外もよ)
 それから、この作品を映画化するにあたつて一番の問題は、歌だと思ふのだけど。
 まあ、パンクフレンドもゐるので、滅多なことは言へないけど、斉藤和義よかつたです。
 ついでに言つてをくと、レコーディング場面で「売れないよ」を連発してゐることろが、また泣かせどころ(!?)なんだけど、現実に、とあるスタジオで「どうせ売れね〜よ」と言ひながら、レコーディングしてゐるパンク野郎を見たことがあります。
 セックスピストルズから30年後……です。

 上の画像は「DTエイトロン」のもう終はりの方のとあるシーン。
 何故かこの文章を書いてゐたら思ひ出してしまつた。
 著作はサンライズ。完全無断使用!につき転載してはいけません!
 んな奴はゐないだらうが、出入り禁止になつてしまうので、細心の注意を。

 といふところで、私の夢は……。
「こんなの売れるわけないよ」といひながら一生懸命作品を作つて、そして、いつか世の中を救ふことです。

 ……ほらほら、フィッシュストーリー。(有本欽隆さんの声で)