アトリエだつた ― 2009年08月02日 21時45分26秒
と、書いてつづきとしたが、お邪魔した雲魚亭は、おうちではなくアトリエだつた。
昭和12年に建てられたこの日本家屋(当たり前か?)は、こぢんまりとして、とても落ち着くおうちでした。
まあ、やはりおうちと呼んでしまう。
間取り図であります。
牛久市観光協会のホームページにあつた図を写したので、縮尺など割りと正確です。
中も見学出来ました。
ぐるりと回つてゐる廊下が気に入りました。
その全周がガラス戸です。
古いガラス板は、現在のものとは精度が違ふので、表面が微妙に波打つてゐたりします。
それがまたなんとも良い感じ。
ああ、間取り図で、勝手に付け足したものがありますので、それを言つておかねば、観光協会に迷惑がかかりますね。
玄関を入つて二つ目の部屋に四角い小さなものが書き込んであります。
これは、謎の掘りがあつたので、入れてしまいました。
掘りごたつにしては小さすぎ。
でも暖房用の何かではないかなと想像いたしました。
アトリエ雲魚亭は、晩年病に倒れた芋銭の療養所になつたさうです。
展示物には、手紙などもありました。
住所などもちろん筆書きで達筆です。
昔の人は偉かつたんだな〜、この行書体を解読して、ちやんと正しく届けたのだからな〜などと、変な感心をしつつ巡りました。
室内は撮影禁止なので、外から何枚か撮らせていただきました。
玄関。
屋根の重ね具合が凝つてゐて、さすがアトリエな感じ?
間取り図、玄関の脇辺りから撮つた写真3点。
まづは厠前。
並びで洗面所前。
そして、もつとも気に入つた場所?
手前の廊下から部屋を通して庭まで見通せる窓。
廊下も部屋も全部つながつてゐるから出来る技……。
これで、今回のツーリングシリーズは終了……って、どこがツーリング?……って感じ。
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