普段と違ふ行動2011年03月14日 18時00分44秒

 さて、いつも通りなら、西武線が止まっても、JRが一割運転にならうとも、さほど影響がない行動範囲なんだが、本日14日はお茶の水にある病院で検査の予定。まあ、幸か不幸か11時15分開始。
 でも、我が家は最寄り駅へ行っても電車が動かない予定だつたので、バスを利用してJR三鷹へ行くことにする。
 まだ朝の7時前。バス停で待つてゐる間にまず停電の予定が変わつたようだ。
 その後バスに乗り込む。乗客数はさすがに多く混雑したが、まだ道路状況はさほど深刻ではなく、普段とはさほど変わりなく進んだ。
 そして、今日はこの踏切は塞がらないんだよなと思ってゐたら、締まってた。新宿へ向かつて一台通過。なるほど予定が変わつて走行範囲が広くなつたのだなと判る。ちよつと悔しい思ひもしたが、いいことなんだと思ふ。(これに乗つて、JR乗り継ぎがうまくいつたかどうかもかなり不明だし……)
 このバス路線は縦断路線で、青梅街道も横切るし、五日市街道もわずかの距離しか走らないので、ほぼ渋滞にははまらず三鷹につく。
 (青梅街道は、すでに悲惨な感じがした)
 しかし、三鷹狙ひの人々は思ひの外多く、バスから降りるとそこは人だかり、そもそも駅の階段を上ることが出来ない。これでは、改札につくまでに何時間かかるかわからない。そうか、これが現実だ。と思つた。
 正直、検査を止めることも考えた。
 しかし、時間は4時間とつた。まだまだある。
 と、耳元に会話が「あたし、吉祥寺へ行って井の頭線で渋谷に出るわ」「ああ、それがいいかもね」って。
 おお、そうしてみるか。
 渋谷からは、銀座線と丸ノ内線を乗り継げばお茶の水へばっちり行ける。
 といふことで、吉祥寺へ歩く。
 しかし、三鷹がこれなら、吉祥寺もさうであらう。井の頭線は、大丈夫としても、JRと入り口が隣り合はせだし、人があふれてゐたら、どのみち入れない。ここは、一つ先の井の頭公園駅まで歩くべきか……。
 と、悩みつつ、とにかく吉祥寺に着いたら、階段が見えた!
 (まあ、つまり三鷹は階段そのものが見えなかつたのね)
 井の頭線は改札制限をしてゐたが、ほぼすぐに入ることが出来たし、満員で出ることもなかつた。(渋谷までにはぎゅうぎゅうになつてゐたが、うまく事が運んでゐると思つた。しかし、これも時間と共に大変になつたらしいが、ここでは、良い感じだつた)
 だが、交差する京王線はかなりの状態だつたらしく「明大前から目的の場所へは行けません!」といふ豪快なアナウンスが繰り返しなされてゐた。ホームは完璧にあふれてゐたらしい。
 ともあれ、前の車両との時間調整がなんどもあつたが、さほど、遅れるわけでもなく渋谷へ着いた。
 だけど、このあと地下鉄に乗つても思つたが、車掌の「遅れて申し訳ありません」といふアナウンスが繰り返されたが、申し訳ないって、そりゃあ仕方ないだろと思ふ。一体「遅れやがって!」と思つてゐる乗客がゐるのだらうか?
 なんてことを思ひつつ銀座線乗り場へ。
 通路脇のベーカリー?さんが、群れなす人々に笑顔を向けて販売中だつた。
 ここでも、比較的行列はスムーズに進んだと思ふ。
 後から思へば時刻の問題だつたんだらうな。
 にしても、こんな混雑の中、松葉杖をついてゐる女性がゐた。
 大変だぁ……。それでも行かんとならんとね……。凄い。
 で、銀座線は超満員。
 つぶれてしまうかと思つた。
 さて、そこでの悩み。
 このまま赤坂見附で乗り換へせず、少々遠回りだが、神田か末広町まで行って、歩いてお茶の水へ行くべきか……。
 つまり丸の内線に乗り換えそこなつたらどうせやうと思ふのだ。
 そもそもラッシュに慣れてゐないので、テクニックが判らない。
 悩みは堂々巡りだが、赤坂見附についたとたん。「降ります」と行つて左右に振られながらもなんとか出た。ぎゅうぎゅう詰めに耐えられなかつたといふのが、本当のところだらう。
 でも、結果的には正解で、丸ノ内線の方が楽であつた。
 途中で座れちやつたりして!
 といふことで、4時間を覚悟してゐた道のりは2時間と10分ぐらいですんだ。よかつたんだと思ふ。2時間後に出てゐたら2時間ではすまなかつたのだと思ふ。
 ぼくは、たまたま参加したが、この状態はしばらく続くのだらう。
 毎日通はなければならない人たちは大変だと思ふ。
 凄いなと思ふ。パワフルピープル賛!

※ 写真を撮らうと思つて持ち歩いたが、それどころではなかつた。
  さらにそれどころではなく、壊れかかつてゐたファインダーが完全に壊れた。