あの日の新嘉坡。その14 ― 2013年01月22日 19時36分22秒
寄り道シリーズ0
「ユーノス(Eunos)から歩きすぎ!?」
私のやうな仕事で外国など行つた場合。
住まふ場所とスタジオの往復をするのみで、果たしてそこが異国であつたのかと錯覚するぐらいの日々を送ることになるケースが多いのではないかと思ふ。
仮住まいの場所(ホテル、アパートetc.)が、スタジオの近所であつたりすると、それはもう言はずもがな。
まあ、仕事に行つてゐるのだから、当たり前のことではあるが…。
しかし「折角」といふ言葉は伊達にあるわけではないので、使はなくては意味が無い(???)
つまり「折角」異国にゐるのだから、寄り道ぐらいしないと失礼にあたるのではいかと思つたのだ(?…?)
寄り道なくして人生の機微などわかるものか(?!?)
と、
幸い(?)タクシーを使つちやうと20分もかからずについてしまう場所ではあるが、電車バスならば小1時間はかかるであらう場所から通つたので、寄り道はしやすかつた。

まあ、ただ、寄り道をして何をするかといふと、飯を食ふだけなんである。
以前にも書いたが、毎日同じ場所で同じものを食べるよりも、違ふ場所で同じものを食べた方が楽しいんである。
さらにここで些末な事を言つてをくと、同じと言ひつつ同じではないのである。
それは、家庭の味が各家庭ごとにあるやうなものだ。
特に好んで食べたのは、ズラリと並んだおかず(惣菜?)を適当にいくつか(基本は3種)選んで、ご飯に添へて貰ふものだ。
おかずの種類は、それこそ同じものはないぐらいに沢山ある。
ユーノスには2回ほど立ち寄つた。
食べたのはラティプラタ(Roti Prata)と、ハーバルスープ(Herbal Soup)なんで、いきなり上記のものとは違ひますが、共に自分の中ではシンガポールを代表する食べ物だと決定!(ラティプラタは印度発、ハーバルスープは中国系かな)

食べたのは駅の北側すぐにあるフードコート。

広々とした野原と、奥にHDB群。
広場の周囲にずうつと通路がつながつてゐる。

さて、ここからスタジオに行くには、選択肢はたくさんある。
こぢんまりとしてゐるが、ユーノスにもバスターミナルがある。

ここで乗ると少し逆行する感じで、黒矢印の方へ向い「22番の旅」で紹介したEunos Link(道路です)を通りさらに大回りして、Bartley Road(スタジオのそば)へ出る路線だつた気がする。(それにも乗つたはずだが、記憶が曖昧…)

もちろんMRTを利用しても良い。(隣のパイヤレバー(Paya Lebar)駅で乗り換へが必要)
しかし、シンガポールバス路線のエキスパートになつた気でゐたので、1本で確実に行ける28番(いつか紹介したい)か、21番(空港へ行くバス。この場合空港から来るバス)に乗ることにした。
特に停留所の場所は調べてゐないが、往復なんだから道路の反対を歩いてゆけば必ず見つかる。
と、赤い矢印に沿つて歩いたのだつた。
上の地図にはもう答えが書き込んであるが、
本来すぐに気づくべき事になかなか気づかない事つて…ない?
すでにバスで通つたこともあります。
でも、気づかないんだなあ〜。
お日さま暑いし…
4車線だしね!ね!

(これは上の地図にないけど、お隣のKenmbangan駅前。同じ道です)
しかし、まあ、比較的バス停とバス停の間が短いはずのシンガポールなのだが、なかなか見えてこない。
なのに、対岸側はもう二つ目?
と、そのとき、丁度上の地図の赤い矢印の先の辺りに、タクシーが止まつてゐた。
しかも『逆』を向いて!(私が行きたい方向と逆といふ意味です)
シンガポールは日本と同じで、車は左側通行です。
凄い大胆な止め方だな〜!
と、驚いた。
まあ、つまり正面衝突コースですな。
で、その強引さ(いや結果は全然強引ではないのですよ)にあきれつつ、改めて4車線を眺めると、みんな同じ方向へ走つてゐた。
ああ〜〜!
し、しあつた〜〜!
やつと気づきました。
さういへばさうだつた!
一方通行やんか!
反対行きのバス停があるわけないやろ!
やれやれ…、疲労感倍増しましたが、反対向きの一方通行路のある方へ(青い線)向かいました。

そして、思はぬものを発見。

古い小振りな建物が立ち並ぶエリア。
なんだらう?

でも、今は誰もゐなささう。
閉鎖されてゐる感じです。

こんなものも見えました。

(旅行案内所?)
Google地図を見てみるとMalay Village と書いてあります。
多分、レストランや、ファッションの店とか、家具屋さんなんかもあるやうなエリアだつたのだと思ひます。

今後どういふ計画があるのかはわかりません。

そして、バス停へ着きました。
もうほとんどパイヤレバー、MRT1駅分歩いた感じです。
奥の方に建物が見えます。

地図のBにあたりますが、1停留所離れてゐます。
ここへは後日行きました。
Geylang Serai Market といふマレー系の方々が多く利用する巨大なマーケットです。
それこそ生鮮品から服飾なんでも売つてます。
それもまた紹介するつもりです。
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