あの日の新嘉坡。その152013年01月24日 19時09分44秒

今回は居候させていただいたHDBの紹介とあれこれ。

場所は、Tampines Street 41。
それ以上は、個人情報なので差し控へておきますが、MRTの駅からは徒歩10分少しといふことでせうか。

建物の目前にバス停があつて、そこを利用すると駅までは間に停留所一つ。
 ここが途中の停留所。
 Bef Tampines Reg Lib(Reg Lib は、Regional Library 地域図書館?)
 さすがに駅行きのバスに乗つてくる人は少ない。歩いて5分かからない。

でも、短い距離でもバスを使ふのがシンガポール式!
行きは結構(お日様避け)使ひました。ただ時刻の都合で帰りは歩きです。

で、住まつたHDBですが、綺麗でしょ。
私はこの色合ひがとにかく気に入りました。

このブロックの奥(駅と反対側)にガソリンスタンド&コンビニがあります。
シンガポールのガソリンスタンドにはコンビニがセットになってゐることが多い。

最初の頃はよく使ひましたが、そこそこ広い道路を横切らなければならないので、だんだん駅側のセブンイレブンを使ふやうになりました。
ここでついでなので、シンガポールの信号について少し説明しておきませう。
まあ、押しボタン信号になりますかね。
日本と同じように夜間作動するケースが多いですが『夜間押しボタン式』みたいな表示はありません。
信号によつては、車、車、歩行者みたいに3段階に変はつたりすることありますよね。
さう思つて待つてゐると、車、車、車、車、と切り替はつて、あれと思ふわけです。
そして、ほぼ100%歩行者信号には秒数表示がでます。
これが結構せかされます。
実際に割りとタイトです。
のんびり歩いてゐると間に合はないことも…。

そして、脈絡ないですがゴミの収集について。
分別ありません。収集日決まつてません。
各々の部屋に、いはゆるダスターシュートといふやつがあつて(学校にありましたつけね〜。今はどうなのかしら?)適当にビニール袋にいれて、ストーンと落とすと、下でこんなのが待つてたりするんですね。
分別をする仕事があるのでせうね。

まあ、永住の身ではないので、どうしても気楽に考えてしまいますね…。
窓のブラインド越しに向かい側のHDBを見たり。

雨の日に見下ろしたり。
綺麗だな〜なんて思ふ日々。

高さは12階でしたかな。(住んだのは8階)
以前に説明したとおり、場所や立てられた時期によつて高さにはかなり差があります。
Tampinesは郊外なので、低めかなと思ひます。
しかし、その12階の建物が、割りと平べったい柱で支えられてゐることに少々驚きます。
1階に住居は少なく、広いフロアになつてゐる事が多い。
くつろぎの場もあります。
ネコたちがくつろいでゐます。

シンガポールで犬を見かけることは少ないです。
基本的には犬を飼ふのは禁止つてことだと思はれます。
(以下は、知識人K氏のレクチャーに私の解釈が入つた危うい情報ですが)
多民族国家シンガポールで多数をしめるのは中国系ですが、マレー系の人々には特に気を使つた姿勢が見られます。
元々マレーシアとシンガポールは『一緒』だつたといふやうな考えだと思ひます。
マレー系は、基本イスラム教徒(ムスリム)なので、犬は敬遠されるのです。
そして、これまた重要なことですが、他民族他宗教を分け隔て無い政策をしてゐる国なので、公団(?)であるHDBは、イスラムだけのHDB、ヒンズーだけのHDBみたいに分け隔てることはしません。
それぞれを尊重する姿勢で一緒にゐるのが方針です。
同じ敷地内で、仏教系の催しやイスラム系の結婚式など行はれます。
ですから、どうしても犬が飼ひたい場合は室内犬にするかネコで我慢する(!?)わけです。
なので、良くネコを見かける。
かなり際どい説明でしたが、おわかりいただけたでせうか?

少し夜の風景でも見てから、

かのやうな写真で恐縮ですが、トイレ事情も少しお話ししませう。
横にあるノズル付きホースは何かといつたらば、
おわかりだと思ひますが、ズバリ『手動式ウォシュレット』ですね。

これもマレー系の習はしに関はるものです。
ずう〜〜〜っと以前に行つたインドネシアでは、手桶に水を組んで手でひたひたと洗つたものですが、便利になりました。

しかし、これ、マレー系に敬意を表して使はなければいけないといふものではありません。
紙で直接拭きたい方は、それでよろしい。(当たり前…)

私はウォシュレット派なので使ひます。
少々コツが要りますが、慣れれば楽です。
トイレ掃除にも利用できます。
インドネシアでは最後にハンカチやタオルでお尻の水を拭きましたが、シンガポールでは紙を使ひました。
だけど、なかなか公衆トイレでこれを使ふのは勇気が要りますね。
8月9日、独立記念日が近づくと町中に国旗。
みんなの日です。