あの日の新嘉坡。その92013年01月15日 14時29分04秒

インターミッション?

 今回「あらしのよるに〜ひみつのともだち」を制作した3Dアニメーションスタジオ Sparky Animation。
 シンガポールでは3番目に大きいと言はれている。1番目2番目はアメリカ、イギリスの資本が入つてゐるといふことで、シンガポール独自のスタジオでは最大である。(注意:私が独自取材!により、同社スタッフより入手した情報。信憑性は、一緒に仕事をした仲間を信じるか否かによる)
 以前にも説明した通り、New Industrial Road にある Morningstar Center ビルヂング内にある。

 青いから目立つ。

 このビルの3F5F8Fにスタジオがある。(あ、他の階には行かなかったので…、確か7Fにもあったか…)

 ぼくが使はせてもらつた部屋は、3Fのこの辺にある。

 中から見ると湾曲してゐる部分はこんな感じ。

 8Fは、社長室、会議室、美術キャラデザイナー、モデリング担当などがゐる。

 8Fからの眺め。

 1Fには、食堂があつて(もちろん多経営。ほぼ1年の間に3回は様変はりした)小腹が好いた時によく利用した。
 これは、シンガポールの定番モーニングセットだ。(朝に食べたことはないけど…)
トーストと卵だ。
 写真では分かりにくいけど、日本で言へば温泉卵がシンガポール式。

 お皿の乗つてゐる青いカップがあるけど、そこには熱湯と卵2個ほど入つて渡される。
 5分待つて食べてと言はれたり、10分なんて言はれたこともあるが、自由です。
 人ぞれぞれのお好みですから。
 まあ、待ちきれなくて早めに出して食べちやいます。
 この写真は、がんばっちゃったときですね。黄身が結構固まつてますね。目玉焼きに見えなくもない。
 でも油使つてません。

 と、それはさてをき。
 昨年11月26日に都心のデパートでイベントがありました。
 デパートの名前は、すつかり忘れました!(おいおい)
 Sparky Animation が、イギリスと共同で作つてゐる「MR MOON」のイベントでした。
 アンパンマンショーみたいな感じ?(←尻上がり)
 おにいさん、おねえさんがたは、3人ともアングロサクソン系でした。
 やはり(といふ言葉が的確かどうか不明ですが)おねえさんは2名ともたくましいお姿でした。

 高いところに太陽ちゃんが現れて、

 スモークとともに月ちゃんおよび、星ちゃん登場。

 星ちゃんは2名ほどをりますね。兄弟でせう。(ほんとうかぁ〜!)


 太陽ちゃんが降りてきて月ちゃんとツーショット。

 全員でお別れ〜。子供たち大喜び〜。

 なんて様子をしつかりワンステージ見て参りました。
 ところで、この作品は日本では放送してゐません。


あの日の新嘉坡。その102013年01月16日 15時13分47秒

67番の誘惑。

シンガポールはバスが楽しい。ああ、路線バスが楽しい。
都心へ行くと観光の周遊バスみたいなもの(2階建てで、屋根がない。つまり2階席はオープンカーになつてゐる)も、あるが、それをお試しする機会はなかつた。(といふか路線バスで十分だし…)
オープンカーではないけど、2階建てバスの2階の一番前は特等席です。

スタジオへ通ふのに多く使つた22番路線は、2階建てバス率が高く、それもあつてなのか、バス利用が増えた。
しかし、乗りたいバスは他にもある。

かなり乗りたいバスが、この2両連結バスだ。

これは貴重なのだ!?
ここタンピネスのターミナルでは、とびとびに通つた1年の間に1種類の路線しか確認できなかつた。
それが67番路線なのだ。


いままでバスバスと何度も言つてきたが、大きく分けて2つのバス路線があるようなのだ。
SBS Transit と、SMRTという2系統である。
この2つの内容に関しては申し訳ないわかりません。
MRTが地下鉄なので、何か関係を疑つて(!?)しまうが、調べていない。


興味ある人は
PublicTransport@SG(シンガポールの交通網:バスと電車がわかるホームページ)
から、Bus Diversions へ行くと、SBS Transit Bus Route Diversions と SMRT Bus Route Diversion の2つを調べることが出来る。
ここで、ルートとバスの番号を確認すればシンガポールのどこへ行くのも安心なのだ。
しかし、会社内容を知るためには英語力が必要です。

で、67番というのはSMRTになります。

タンピネスからスタジオまで移動していると、SMRTは少数だと感じます。
しかし、事実は不明。

ということで、どうしても乗りたかつたので、スタジオへは乗り換えていくことにしました。
しつこいやうですが、番号と止まる停留所さえ調べておけば乗り換えは簡単確実です。

そして、あこがれの67番に乗る!

後ろの車両に乗ると、カーブの大きさにもよりますが、前車両がポキッって曲がるのが見えます。
緩やかだと、あまり見えません。

連結部分ここにずつと立つてゐたい気もします。

出口は、前車両にも後ろ車両にもあります。



そして、遠回りですが、East West Line をくぐります。

「あの日の新嘉坡。その4」の22番ルートと比べていただけると遠回り具合がわかります。

で、この67番は、長距離路線なので、途中で矢印にしてしまいました。
この遠回り路線を使つてスタジオに直接行けるバス路線もあるのですが、これは後日また説明します。

そして、地図の黒い矢印あたりが、Blk 14 Mkt/FC といふバス停。
ここで24番28番に乗り継いでもスタジオ付近へ行けますが、少し歩くと、利用できるバス路線が増えるので、そちらへ行きます。
といふよりもこの辺でご飯を食べることにします。

バス停から少し歩くと Geylang River(ゲイラン川)
シンガポールでは、こういう護岸式の川をよく見ます。
掃除がしやすいのでせうか?
こちらには「デング熱」という蚊が媒介する恐ろしい病気があります。
政府は、その発生に重要な注意を払つてゐるわけです。



で、まあ、どこで食べても似たやうなものを食べるわけですが(特別味が違ふわけでもない)なんといふか、いつもと違ふ場所で食べるだけで楽しいもんです。


いつもと違ふネコにも会へます。





私の年末年始2013年01月17日 18時07分03秒

もうすつかり正月気分も抜け大雪も降りそもそも1月も半分を過ぎ、今頃何故といところですが、完治(?)を待てず、忘れないうちにブログることにしました。

あれは、2012年の仕事納めも近い26日の夜。
ヨーグルトを食べやうとふたを開けると、大吉だつた。
しかしその時すでに『今日』はもう30分足らずで終はらうとしてゐた。

仕方あるまい30分でも今日は今日。

そして、風呂で暖まり、身体を洗い、まあ、すでに新しい『今日』は始まつてゐたわけだが、足を洗はうとしたときにそれは起こつた。
身体が固いのが災いしたのか(のちに筋肉が無さ過ぎとも言はれたが…)腰に痛みが走り身体が硬直した。
石鹸はスポンと手から飛び、転がつた。
まあ、そんな模写を続けても仕方がない。
2012年3度目のぎっくり腰だつた。

お陰で、文字通りの寝正月を迎えることになつた。
胎児のポーズで寝るといふのが、定番の耐え方だが、もちろん寝返りはうてない。
何が辛いかつて、トイレに行くことが辛い。
ピーク時は、胎児のポーズから立ち上がるまでに1時間を要した。
お漏らし寸前(失礼)の連続である。
溲瓶が必要なんぢやないの?といふ状況に、ならば猫砂(水分吸ふ奴)をゴミ箱に入れてくれたらそこにすると提案したら、おかぴに却下された。
なので、横になると立つのが辛いから、昼間はなるべく椅子にいて紛らすためにブログも更新した。
座り続けはもちろん辛いから、立つてDVD見たり(見てない分は全部見たけど、もう忘れた!)

現状打開のため笑顔を撮つたり >^_^<

それを見ながら似顔絵を描いたりした。

あとは、やたらとラジオを聴いた。これは寝てゐても出来る。便利。

初夢は、12月に作つた巣箱にフクロウがやつて来て、入れなくて困るといふものだつた。(巣箱の穴は、最大スズメ仕様)

そんな初夢にほくそ笑みながら、その後こともあらうに風邪をひいてしまつた。

クシャミよりも咳の方が腰に響くといふ意外な(?)ことを発見した。
咳は大きくても小さくてもダメだが、クシャミは、背筋を伸ばして「下」へ向けてすると比較的響かないのだ!
風邪に対抗するために池袋でちょっとお高いハンバーガーを食べた(!??)アボガドチーズバーガーだ。
チーズは3種類から選べる。名前のよく分からないのを選んだ。
うまかつた!

が、平熱35度4分の私が37度5分の熱を出してしまつた。何年ぶりかわからない。

その夜、熱にうなされながら何故かラジオのDJをやつてゐる夢を見た。

これは、結構楽しかった。(夢の中だからやりたい放題だつた)
熱が出てもいいことはある…。

さて、そんなこんな、松の内も過ぎ、なんとか年末の約束仕事を片付けつつ、成人の日をまたぎつつ遅ればせながら、初詣も開始した。
昨年はシンガポールだつたので(「続、新嘉坡行く日目?の1」参照)地元に失礼さんをしてゐたのだ。今年もこんな調子で「行けてないぜ全く」状態だつたので、定番のご近所さんを回つた。

これは裏参道で、いまは工事中のため存在しない。
お宮さんの一部を破壊して工事をするといふのは気をつかうのだらうな。
この日は、夜に地元でないとこにも行つた。

大雪の翌日には2ヶ所回つた。

雪のお寺さんていいなと思つた。
鐘がつけないのが少し残念だつた。

そして、もうすぐ…なんとかなる…さ


あの日の新嘉坡。その112013年01月18日 21時36分56秒

「あの日」を思ひ出しながら、それなりに調べてもゐるので、新たな発見もある。
あの日の新嘉坡。その10」で、バスの2系統に触れたが、これはそもそも地下鉄も含め交通機関を運営している2社であることが判明した。
 緑の East West Line、オレンジの Circle Line、赤の North South Line が、SMRT(バス67番!)
 紫の North East Line が、SBS Transit といふことです。会社としては、SBS Transit の方が大きいらしく、その辺がバス路線の多さに反映しているのかも知れません。

 さて、シンガポールと言へば、2008年の夏に放映した「ルパン三世:魔法のランプは悪夢の予感」の舞台でありました。

 しかし、なんといふか、都合によりロケハンはしてをりません。
 ロケーションはガイドブックが頼り。
 写真素材を集めて、でっち上げ(いや、構築いたし)ました。
 シンガポールイメージ(?)な舞台(?)といふことでせうか…。
 まさか、3年後に何度も足を運ぶことになるとは思ひもよらなんだ。
 「あの日の新嘉坡。その8」で、紹介した「ラッフルズホテル」も舞台の一つになつてゐますが、見ると聞くとでは大違ひ…。百聞は一見に如かずですな…。
 (そもそもでかすぎた…)

 ガイドブックのせいだとは言ひませんよ。
 そこからイメージを引き出す想像力の欠如といふことで。(ま、あくまでも架空?)

 まあ、何の巡り合わせか、遅ればせながら現地に足を運ぶことになつて、見ておきたいなと思ふ場所がありました。
 (ラッフルズホテルは特に思つたわけではないのですが、ついでで行つて打ちのめされたわけですね)

 もちろん観光で行つてゐる訳ではないので、下調べなどしてゐない。

 それで、明日行けさう!
 となつた時に急いで調べたのですが、
 お目当てはイーストオリエント急行の駅です。

 すでに廃止されたといふ噂も耳にしてゐたのだが、駅ぐらい残つてゐるだらう。
 と、検索してみると、まだ運行してゐる!

 では駅はどこ?

 などと混乱しつつ、2011年6月30日にシンガポール内(国境駅はまだあると思ふ)は廃線になつたと判つた。
 ぼくの初シンガポールは2011年7月26日。

 おお!惜しい!

 今の「あの日」は、2011年11月26日です。
 まあ、でも、駅はあるでしょ。
 遺跡のないシンガポールで貴重な遺跡ですよと勝手に盛り上がり。
 調べたがよくわからない。廃止記念(?)に一般公開などもしたやうだが、現在どうなつてゐるのがよくわからない。

 MRT(地下鉄)タンジョンパガール(Tanjong Pagar)の南の方らしいといふことは判つた。

 しかし地図を見ても発見できない(見落としてゐた訳だが…)

 地図上でそれらしいなと思つたのは、PSA Tanjong Pagar Complexなるものだつた。
 廃駅が、なんらか施設になつてゐると勝手に思つた訳だが、この「Complex」に惑はされてゐる。
 このコンプレックスといふ言葉が厄介で(もちろん勉強足らずなだけだが)卑俗な人間としては、マザコンとかショタコンなどといふ言葉がすぐ浮かんでしまうがシンガポールではよく見かける単語で(他でも英語圏ではあるだらう)例えば団地なんかでも使ふし、いろいろな会社の入つたオフィスビルなんかでも使ふ。そんな回りくどいことをいはなくても、シネコンがすぐに思ひ浮かべばいいだけなのだが、ともかく、イースタンオリエント急行シンガポール駅(タンジョンパガール駅)を利用したその後の施設であると、考えてそこを目指すことにした。
 空振りは承知の上だが、6月30日に廃止された駅が、ここ数ヶ月で様変はりするものか?
 といふやうな冷静はない…。

(先に見せちゃうけど、これは駅ではないな…)

 MRTの駅から、歩けんこともない距離だと思つたが、炎天下のシンガポールをなめてはいけない。
 バス路線も調べた。(このときにもう少し幅広く調べておけば、あつさりビンゴもあり得た…)

 そして、翌日。
 PSA Tanjong Pagar Complex は、こんな場所だつた。
 コンテナターミナルといへば良いのだらうか。

 さすが貿易の国シンガポールを感じる場所だつた。


 ここでいふ Complex は、まあ…税関関連の集まつた場所といふところかな…。


 休みの日だつたので、静かな雰囲気が漂つてゐて、フードコートもあつたが、閑散としてゐた。
 駅から離れているし、一般の人が出入りする場所でもない。


 とにかく、ハズレだ。
 しかし、施設にはなつてゐなくても廃線から数ヶ月で影も形もなくなるモノか?
 と、いふ気持ちもあり、コンテナ眺めるのもいいだらう…、などと思つて、帰り方向とは反対に(通り過ぎるバスの番号には目を光らせて乗つても大丈夫バスがあることを確認してる)向かつて歩いた。

 道路が立体になつてゐて、上は高速道路です。

 そして、コンテナ群と反対側を見ると、高速の向こうに、
 何か違ふ趣の建物が見えた。

 (つづく)