大久野島を巡る7 ― 2013年03月16日 22時10分16秒
ここでなんとなく説明しておきますが、写真をたくさん撮ろうと出かけるときは2台持ち歩きが多い。
レンズ交換が面倒くさいというのが主な理由ですが、何を撮りたいかによってさらに交換レンズも持ち歩いたりする。
今回は、そのパターンで下の写真のようなラインアップでした。

望遠レンズはフイルムカメラ用で、かなり重たいので滅多に持ち歩かないのだが、ウサギを撮るのに必要になるだろうと思って珍しく持ち出しました。
そもそもこんな風に何種類かで撮影した場合はプロフェッショナルや正統派マニアならば、写真ごとにレンズとカメラのセッティング、絞りなどを記すものなのですが、行き当たりばったりに撮りまくるので、使い分けているわりにはこだわりもへったくれもあったものではないという困りものです。
しかも、扱いも大変乱暴で真のカメラ好きの方たちが見たら絶句するのではないかと思います。
レンズ交換したときは、レンズキャップもつけずに上着のポケットに直に放り込みます。
今回はさすがに長い重いの望遠レンズがあったので、それようのケースだけは用意しましたが、キャップ無しで放り込んでました。
そんな状態だったので…「ない」と気づいたとき、いろいろと思考が巡ったのでした。
さて問題のワイドコンバージョンレンズは、上の写真の真ん中にあるのがそれです。
向かって右側のRICOHのレンズにしか取り付けられません。
(これはアダプターみたいなもんですがから、交換ではなくてレンズに付ける外すですね)
風景的に広いのも必要だろうと思って、用意しました。
↓具体的にはこんな風景とかです。

↓標準に近いとこんな感じです。(ウサギが同じ位置にいます)

つまり展望台で撮ったということは、ここでワイドコンバージョンレンズを使ったと言うことですね。
なのに!
「ポケットに入ってない=無くした」ことに気づいたときに思ったことは、
「きっとポケットに入れ損なって落としたのだ!」
「でも一体どこで落としたのだろう?全く気がつかなかった」
ということです。
そして、さらに、
「これは来た道をたどって戻るしかないぞ」
「でも見つかるだろうか?落ちた音に気づかなかったと言うことは、草むらに落とした?」
「ずっと坂を上り続けてきたから、どこかに転がってしまって見つからないかも知れないぞ」
『そもそも、まだ島を半周もしてないぞ。夕方には帰るのに時間がもったいないぞ』
いやあ正直かなり膝も痛くなっていて「無駄」な歩きをしたくなかったようです…。
そして、
「見つからないかも知れないなら…もうあきらめるか…」
「それなりにずいぶん使って楽しんだしな…」
なんて、考え(さよならする!)も頭をもたげたりして、
しかし、
「いや、でも、それは、この島にとってどうなのよ?」
「言い換えればゴミを捨ててゆくのと同じじゃないの?」
困った時っていろいろな考えがぐるぐるするものですね〜。
結局探しに戻ることにはしたのですが、少しでも効率をよくしようと思って、無くした可能性のある場所はどこだろうと考えもしたのです。
つまり、再び展望台に戻るの面倒くさいな……って、それからどさくさに紛れて通った立入禁止っぽいところも通らなくてはな……って、
どうしようもない奴ですな。
しかし、全然思いつかないので…、下手の考え休むに似たりということで、素直に逆コースをたどることにしました。
そして、展望台へ行くと、
超絶にあっさりと見つかりました。
まあ、早い話が「落とした」のではなく「置いた」のでした。
なんとなく言い換えると「忘れただけ…(!?)」
↓これは、ワイドコンバージョン無しの普通の広角レンズの写真ですが、黄色い丸に注目。

寄ってみると、

なんかちょこんと大人しく待っているみたいで笑っちゃう感じです。(笑えるか!)
その置かれた姿が可愛くて…。(反省しろ反省!!)
これをほったらかしにして帰ったら、ホントにいけないよな〜。
以前に紹介した写真にもちゃんと写ってます。

ちょっと強調しておきました。
この段差に腰掛けて周りのウサギを撮ったりしたので、ポケットに入れず置いたのですね。
見事に記憶から消されていた…と。
安心したような情けないような気分ですが、そんな状況に浸っている場合ではない。
次の問題は、この島では食事をする場所が一ヶ所しかない。
(休暇村のレストランです)
昼の営業は時間が決まっている。
それに間に合うように一度戻らねば!
でも、コース的に寄っていかねばならぬ場所もある。
とにかく急ぐぞ!
ってんで、再び中部砲台跡方面へ戻り、西側土手の上を通って北部砲台跡へ向かいます。
で、ついでというわけではないのですが、この島の気に入った部分のひとつとして、我が影入りの写真を披露しますと、

進行方向左側はほぼ垂直落下なスロープですが、手すりとかありません。
木が多いので落ちても引っ掛かるとは思いますが、落ちたくはないですね。
こんな所が沢山あります。自然でいいなと思います。

ちゃんと階段が作ってあるところもありますが、段差結構ハードです。
北部の半島に何か見えてきました。

ちょいと部分に寄ってみると、前の日に見たのと同じやつがありました。
これは、なんなんでしょうね?
そして、↓この写真で見て手前にあるのが、北部砲台跡です。

近く見えるんですが、謎の遺跡と北部砲台跡の間には道があって、それがこれです。

結局、道の向こう側には行きそびれました。
ので、そばへは行きませんでした。
で、↓ここが北部砲台跡なんですが、

北部砲台跡と呼ばれている場所は、3ヶ所に分かれていまして、

一度に紹介出来ないので、次回からにして、
今回ウサギの出番が少ないので「だるまさんがころんだ」遊びをしている(?)こいつと、

ダンゴムシのマネをしているこいつで、

つづく。
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