続、川の間をたどって3 ― 2015年08月24日 09時58分30秒
第二部、第三回
さて「Entre Rios」なるものを、必死に検索していた頃から、すでに6年近く過ぎているので、細かい事は忘れました。
なので無難なところから、こうなる原因を作った(!?)エントレリオスのアルバム「エントレリオス」(バンド名と同じ)のおさらいをしましょう。

全12曲。
Sebastián Carreras letra y música
Gabriel Lucena música
1曲だけRosario Ortegaが、músicaに追加されてます。
この3人にドラムスのRomina D'Angeloを加えた4人が、最強のEntre Ríosになる予定でした。(単なる私の思い…)
しかし、結果からいいますとメインボーカルのRosario Ortega(ロザリオオルテガ)は、ソロになります。
私にとってはロザリオの声がエントレリオスですから、複雑なものはあります。でも、エントレリオスとはそういうユニットなのでしょう。
全12曲のうちロザリオは、7曲歌ってます。
セバスチャンは4曲(結構多いのではないかと思う)
セバスチャンが、前に別のデュオで歌っていたことは、説明したと思いますが、実は歌うのが好きなのではないかと想像します。まあミュージシャンですからね。
ロザリオが抜けた後、次のボーカルが見つかるまで、ライブではセバスチャンが歌ってます。
本当に不思議ですが、彼の曲は女性ボーカル向き、優しさと甘さと力強さが表現されるのですが、本人が歌うと「力強さ」の部分が無くなります。それはそれで味があるのですが、エントレリオスは女性ボーカルありきのユニットです。
さて、全12曲に7と4で計算が合いません。
残る1曲は、Noe Mourier(ノエモリエーだと思う…)が歌ってます。
ノエは、Cocoというロックバンドのボーカル。
「他からお借りしたパターン」ですね。(例:MirandaのJuliana Gattas)
第2のボーカル、パウラと同じように、ルーカスマルティのコンセプトアルバムにも参加してます。
結局、なんというか、最初のボーカル=イソルが抜けた後は、アルバムを作るためにボーカルを呼ぶというシステムにしたということですかね。
ロザリオは、このアルバム「エントレリオス」のためだけに呼ばれたということなのでしょう。
その後メインボーカルとしてライブ活動にもしていますが、アルバムの営業と言うことなのでしょうか。
翌年(私にとっては同年の出来事なのですが)2009年に出るEP「Apenas」全5曲では、またメインボーカルが変わってます。ロザリオは1曲だけ参加。(ゲスト扱いですね)
しかも(「しかも」じゃないかな)メインボーカルは「他からお借りしたパターン」なのです。
Josefina Mc Loughlin(ホセフィーナマクラフリン)Nubes en mi casa(←バンド名、ヌベス エン ミ カサ=私の家の中の雲)のリードボーカルです。
エントレリオスに合った「高音透き通り系」の声であります。
これはこれで良いのではないかと思いました。
が、さすがに2つのバンドのリードボーカルは辛いんでないかいとも思いました。
アルバムタイトルのApenasは、辞書をひくと副詞か接続詞に使われいて「ほとんど」とか「かろうじて」とか、なんかこうギリギリ感のある意味っぽいです。なんか、当時のバンドの有り様を表現したかったのではないかなんて思ったり、本当はロザリオに全部歌って欲しかったのではないかと邪推もしますが、ロザリオ担当の歌はラストの1曲だけ。
タイトルは「Habia una vez」意味はOnce upon a time。
って、意味深いものを感じる…。
どこか寂しさの漂う曲であります。
で、
案の定といっては失礼ですが…、
EP「Apenas」の曲が収録されることになる次のアルバム「Era」2011年の追加曲はまた新しいボーカルになります。
Julieta Brotsky(フリエタブロッスキィ)
この人はフリーです(?)
スタジオミュージシャン的な存在なのでしょうか?
いろいろなアーティストのアルバム等にコーラスなどで参加しています。
パウリナ(元Entre rios)、ノエ(Coco)、フリアナ(Miranda)も参加しているルーカスマルティのコンセプトアルバムにはリードボーカル曲があります。
結構活躍している様。
なんですが、ただ、フリエタは声が現実的なのです。
エントレリオス風に歌ってはいますが、隠せないリアリティ!?
何度も聞いていると、何とも言えない気怠さが染みこんでくるのですが、あのロザリオの透明感はありません。このアルバムには「Apenas」からホセフィーナの3曲が収録されているのですが、ロザリオの「Habia una vez」は、入ってません。
通り過ぎていってしまったのですね…。
第一部でも書いたように、この後エントレリオスは活動停止状態に入ります。
でも人知れず2013年には戻ってくるのですが…。
つづく。
Coco - Cambio y Fuera ←クリック
ボーカル Noe Mourier
曲名の直訳は「変化と外」で、さっぱりわかりません。
何か常套句的なものかも知れません。(検索にはよく引っ掛かる)
英語だと、Over and Out これもわかりません。
無線で、ほにゃららオーバー。ほにゃららアウト。など使うようですが、それと関係あるのかどうかもわかりません。(お手上げ…)
Nubes en mí casa - Cuerpo ←クリック
ボーカル Josefina Mc Loughlin
タイトル直訳は「身体」比較的最近の曲ではないかと思われる。
Entre Ríos - Galope ←クリック
ボーカル Julieta Brotsky
Eraのラストの曲。タイトル直訳は「全速力!」
曲調は直訳的でなく、しっとりと切ない。
もっとノイズ等少ない、状態の良いやつがあったと思うのだが見つからなかった。
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