続、川の間をたどって42015年08月25日 19時57分03秒

第二部、第四回

 話が、Entre Ríos 活動停止に入ったところで、第3のボーカル Rosario Ortega を少し追いかけてみる。なにしろロザリオの声に惹かれてしまったわけですから、バンドをやめた後も気になります。
 まあ、南米まで追いかけて見たわけでは無いし、インターネットを拾い読み(スペイン語なので、読んだとも言えない…)しただけ、後は想像を膨らますしかありません。

 ロザリオはエントレリオスを出た後、Blue Rocha(勝手にブルーロッチャと呼んでますが、ローチャですかね)という名で見かけるようになります。
 ああ、そうそう。
 Rosario Ortega だけで検索すると、当時は同姓同名の別のミュージシャンがヒットしたものです。同じラテン系のボーカルで、ピップホップのパフォーマンスに参加したりしているようでした。まあ、基本的にスルーしていたので、あまり情報はありません。
 ちょっと調べてみようとしたのですが、現在は検索に中々引っ掛かりません。私が、元エントレリオスのロザリオばかり検索するので、端末の順位が変わっているのでしょうか?インターネットって、そういう底知れぬ怖さとか迷惑感がありますよね。
 ただ単に、以前よく検索された Rosario Ortega は、最近あまり活動していないだけかも知れません。なんにせよ、そういう検索順位を気にしたのかどうか判りませんが、私の探していた Rosario Ortega は、Blue Rocha に名前を変えていました。(※ 当時は、同名ミュージシャンを避けるために、Entre Rios を並記して探した)
 最初にたどりついたのは、Blue を名乗るぐらいに、英語の歌でした。
 実はちょっとがっかりしました。
 英語だろうが、スペイン語だろうが、意味も分からず聞いているわけですが…。
 一つは、声に惹かれたというのは、やはり言語ありきというか、スキャットではなく、言葉を発声しているわけで、それも含めての魅力なのかなと思います。
 もう一つは、やはり英語圏を目指すんだ…。
 という寂しさでした。
 こんな勝手な考えはないと判っているのですが、なんか残念なんです。

 しかも、これは大きな勘違いだと言うことも、思い知らされました。
 この「川の間をたどって」は『いつ何を聴いて何を思ったのか』を書ければいいと思っているのですが、情報に関しては出来るだけ間違いのない内容にしておかねばと思っているので、検索をし直しながら書いてます。
 そうしたら、当時検索して見つけられなかった情報を見つけてしまいました。
 一つは、マイアミ生まれらしいということ。おお。
 まあ、これはここ数年で Rosario Ortega の情報そのものが増えてきたのではないのかなと思います。
 そして、もう一つ衝撃的な発見があったのですが、その前に、Blue Rocha の曲について書いておきましょう。
 どこかデモっぽい感じもするのですが、アコースティックギターでカントリー調。
 ゆるやかに軽快。静かに明るい。スローな曲はゆったり感で夢うつつ。
 まさしくアンプラグドで、これはエントレリオスとは全く逆を向いていますね。
 これが歌いたいのだということなのだろうなと思いました。
 その後も、英語で寂しいといいつつ曲漁りを続けました。
 主に MyspaceとYoutubeなんですが「アルバム」らしきものがまとまりました(?)
 work in progress というくくりで6曲。(うち1曲スペイン語)
 試作を続けて発表していたということなんでしょう?
 2012年に、Rosario Ortega 名義に戻りアルバム「Viento y Sombra(風と影)」を出します。試作品からは2曲使われています。英語曲とスペイン語曲1曲ずつ。
 その試作曲以外はすべてスペイン語の歌です。
(Rosario Ortega Viento y Sombra)

 さて、新しい発見のもう一つですが、この衝撃はどう伝えましょう…。
 いくら映画好きと言ったって、知っている映画より知らない映画の方が多いのが当たり前。…ですよね。
 でもイーサンホーク(イーサンハントじゃないよ)が原作、監督ってそれなりにインパクトあるんだけど、知らなかったよ…。(結構好きな男優。まあ男なのでその程度に)
 2008年公開(制作は2006年)の映画「痛いほどきみが好きなのに」
 いや、ちょっと邦題が自分としては「見に行かない映画」に分類されちゃうんだけど…。原作本も同じタイトルのようです。
 原題は「The Hottest State」イーサンホークが自分の体験、ミュージシャンを目指す女性との関係を綴ったものらしいですが、邦題の「好きなのに」の「なのに」が示すような内容だと想像します。(好き嫌いは別です)
 で、何をくどくど言っているかというと、サントラに参加しているんですわ。
 Rocha が。
 Blue もつかず、Rosario Ortega でもなく、Rocha が!
 2006年制作の映画のサントラに。
 エントレリオスの「エントレリオス」(ややこしい!)は2008年です。
 まあ、アーティストはいろいろな活動をしているわけだから、全然不思議な事ではないのですが、いろいろ組み合わさって私的ショック。
 Rocha の歌は3曲収録されていて、うち2曲は同じ曲の英語版とスペイン語版。
 なので、曲としては2曲になりますが、スペイン語版の方がアルバムのトップなんですわ。
 凄くない!(尻が上がるタイプの言い方)
 うれしいやら驚きやら複雑です。
 Rocha の曲だけダウンロードすべきか、アルバムごと購入するべきか、悩み中。
 そもそも映画を見ろよ!
 などと思いつつ、レンタルないかな…と探す。(せこい)

 と、思わぬ方向に話が進んでしまいましたが、次回は、どこへいこうか…。

 つづく。

P.S.
ロザリオ オルテガは、最近テレビドラマの主題歌も歌っているようです。
Rosario Ortega - La Celebración ←クリック
そのドラマ「La Celebración」の各エピソードもYoutubeにあがってますが、スペイン語です。

もう一人の Rosario Ortega - EL DIA PERFECTO ←クリック