千載一遇大作戦0515_16 ― 2014年10月30日 08時52分37秒
6日目。

晴れ間もあつたのですが、雲が多く太陽を隠し気味だつたのではないかと思はれます。
上の(概ね)連続写真のやうに、露出が変はつて行きます。
だからでせうか。画像が粗くなるけどISO800のままです。
だけど、何を思つたのかシャッタースピードは強気で1/1600まで速くしてありました。
そのくせに全く意味不明ですが、フォーカスは、巣箱の左手側の枝です。
日和つているのか強気なのか解りません。
いづれにしろ雲行きの読み(?)があまいのと相まつて苦戦(!?)
暗い…。
強制的に露出をあげるとこんな感じ。
発見事としては、
スズメがゐました。
解りにくいですが、巣箱の入り口をじっと見てゐます。
まさか、ヒナを狙つてゐるのでせうか?
それとも住みたいのか?
この時シジュウカラは上の方で警戒してゐます。
この日は、2セット撮つたやうです。
ピントの位置が変はつてます。日和つた自分を戒めたのでせうか。
2セット目に写つてゐた。

弾丸羽根付き君。
混乱気味の6日目でした。
そして、その翌日ですが、ISO400、シャッタースピード1/1600。
もしかしたら、これだ!みたいに思つたのかも知れません。
フォーカスも、前回載せた説明図のDエリア!
このサイズだと解りにくいですが、どこにもピントが合つてません。
勝負に出たのでせうか?
ですが、
葉っぱに合はせておけばもう少し…の1枚と。
これは、
虫のやうです。
つづく。
千載一遇大作戦0513_14 ― 2014年10月29日 09時47分12秒
ちょっと図を描いてみた。
これが作戦の概要図です。
とても長年アニメーションの仕事をしてきたとは思えない図だし、さらに縮尺、対比、角度等も実際とはことなるので、その辺はアバウトにご理解願いたい。
カメラは日々位置がずれるけれどその都度固定。シャッターは2秒に1回。
初日のフォーカス位置はB近辺、翌日はA近辺。
これなら、それぞれ枝に留まる鳥にピントが合ふ。
千載一遇の欲望に捕らわれてからフォーカスはCに移動した。
この木の横に伸びた葉の先端辺りで、ここには鳥の留まる場所はない。
赤いラインのように通過する鳥を捉えるだけだ。しかも、2秒に1回のシャッターチャンスにこの赤いエリア付近にゐてくれないとピントは合はないし、そもそも写らない。図の「青い鳥」のやうにフォーカスの距離にいたとしても、フレームに入つてゐなければそもそも問題外だ。
それでも、まだ葉にピントを合はせてゐるところが、何かにすがつてゐるやうで、小心者めいてゐる。
例えばDなんかにする豪快さは欲しいものだ。(後日やる)
さて、4日目は雨であつた。
暗い。
しかも、シャッタースピードはいきなりがんばつて1/1000にしてゐる。
ISOは3200!
でもこの暗さだ。
RAWファイルを持ち上げても
こんな感じ。飛び立つ瞬間。
ピントはやはり手前の葉っぱ。上の図のC地点辺り。
この日の収穫は、巣箱への戻りコースの1つを発見したこと。
飛び出すときはC方面を通のだが、帰りは回り込むことが多い。
飛んでゐる後ろ姿が新鮮。
粗いし、フォーカスも来てませんが。
Cコースを抜けたのは1回。
頭の辺りにピントが合つてゐるのかな?
1/1000でも翼がこんな感じ。
しかし、顔がふくらんでゐるのは何故。
引きつづきその翌日も曇り気味。
シャッタースピードをさらに速くすることは断念したやうで、ISOだけ800に押さえてゐる。
飛び出す瞬間はヒット率が多い。
ただピントは手前の葉っぱだ。

小鳥だけど、翼を広げた姿は何となく力強い。
前の日と同じ帰りコースに微妙なポーズ。
ISO800でも、結構粒子が粗いかな…。
天候のせいばかりでなく、この2日間は印象に残るものが少なかつた。
13日の膨らんだ顔ぐらいか。
つづく。
千載一遇大作戦0512 ― 2014年10月28日 09時32分55秒
さて
暗い。
ISO400をそのままにしてシャッタースピードが1/500に上がつてゐる。
1/500とはなんとも中途半端だが、絞りの確保とか考えてのことだらう。
木陰なんで晴れてても結構暗いのだ。
ただRAWファイルの力(?)で、
このぐらいにはなる。
ピントは、巣箱から離れて、カメラに近い方の葉っぱに合はせてあるから、飛び出した良い瞬間ではあるが、シジュウカラにピントは来てない。
鳥が確実に留まるであらう枝にピントを合はせるのではなく、巣箱の出入り口からカメラの間のとある空間にピントを合はせて、偶然そこを通り過ぎるときに、2秒に1回のインターバルのシャッターがおりれば、飛んでるシジュウカラが撮れる!といふ…
これが「千載一遇大作戦」の真の姿だ。
(千載一遇の「遇」と偶然の「偶」は漢字が違うんだな試験で注意しなきゃ)
とまあその偶然が来なかつたら悲しいだけの作戦だけど、といふかフイルム時代なら絶対にやらない作戦ですね。
デジタルカメラの凄いところかな。
ですので、
枝に留まつてもピント不明瞭。
まあ、まだ手前の葉っぱに合つているので、小さいサイズならそんなに虚しくない。
でも目的は違ひます。
飛翔!
思ひ切つて偶然作戦に出たこの日は、恵まれていたのか、千数百枚の最初の方で、こんなのにありつきます。
良い感じに羽ばたいてをります。
しかも木陰は暗いですが、お日様に当たる位置に来た鳥は明るいというメリハリもきいたりして。
後半にはこんなのも。
丁度葉っぱの上辺りの様ですが、明るさからすると太陽に雲がかかつてゐたのかも知れませんね。
それよりも感心(!?)したのは、
このブレ具合。
1/500では、まだまだ遅いつてことです。
鳥さん凄い。
と、上記2枚を見たときは喜びましたが、この日「おお」と思はず声を出したのが、この1枚。
弾丸かっ!
丸っ!
飛翔といふよりもぶっ飛びといつた方が良い感じです。
にしても、ことごとくヒナの糞をくわえてますね。
どんどん成長して出すもん出して、掃除が忙しいといふところでせうか。
つづく。
千載一遇大作戦0511 ― 2014年10月27日 08時06分26秒
前日、シャッタースピードが遅い疑惑(全然疑惑じゃないけど)が発覚されたのにも関はらず、データを見ると1/250のままであつた。
ISOは400。
前回書き忘れてましたが、ISOは200で始めたものの、窓枠を入れ込むときに400に変更してゐました。
つまり、疑惑に負けず(?)同じ設定で臨んだわけです。
理由は、多分(自分の事ですが「多分」)巣箱の左手側の枝に留まつたところを写さうと考えたのだと思ひます。
上の写真を見ると、巣箱の奥にはピントが合つてますが、手前側はやや甘いです。奥側の枝合はせですね。
そもそも、アングルを見れば一目瞭然。
しかし、角度を変えても窓枠入るな〜。
とにかくこの作戦は思ひの外うまくいつた。
ここは、カメラとの間に葉っぱもないので、姿がよく分かります。
チャームポイント後頭部の後れ毛!も発見。
さらに、
上の枝にも留まつてました。
って、まあ、どこにでも留まるのでせうね。
巣箱に入りやすい角度とか、便利な枝はあるとは思ふのですが、どこに留まらうとそりゃあ自由です。
ピントが若干あまいとは言へ、普段の自分からすれば充分なわけで、出入り口付近もこの角度ならよく見えてますね…。

これはウソの連続写真ですが、何度も出入りするので、都合の良い奴をちょっと並べて見ました。
一番下の、飛び出した瞬間の奴なんか良い味出してますよね。
とか言つてると、こんなのや、
こんなのも、
撮れてます。
「こんなのや」なんか結構惜しいですぜ。
かうして千載一遇大作戦への気持ちが高まつてゆくのでした。
P.S.
共にくちばしの先がやけに白くなつてゐるのは、ヒナの糞をくわえてゐるからのやうです。お掃除ですね。
糞を外に捨ててエサを持ち帰るといふのが親の仕事です。
つづく
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